元厚労省技官で医師の木村もりよ氏は、「1ヵ月自粛してもコロナは収束しない」と、現実的な見かたをしています。
勿論、政府もあと1ヵ月で新型コロナを”終息”させることができるとは考えていないでしょう。
政府は、経過を見て段階的に次の方針に移行して行くのではないでしょうか。
では、どんな方向性が考えられるでしょう?
木村氏やイスラエルのコンピュータ科学者が語っているとおり、国民を新型コロナに罹患した際の死亡率の高低で二つのグループに分けて、それぞれに違う行動を求めるのだと思います。
死亡率の低い若い層では、外出自粛をある程度解除して社会・経済活動に復帰させます。
一方、死亡率の高い高齢層(60歳以上?)では、外出自粛を継続し新型コロナ罹患をできるだけ避ける方法です。
一般にどんな感染症も、収束への道筋は二つのみで、集団免疫を獲得すること、あるいは有効なワクチンが開発されること以外にありません。1~2カ月という短期間での収束とは、現実逃避にすぎないと思います。
“3密” という言葉に固執することにも疑問があります。海外を見ても採用している国はないんです。カリフォルニア州やニューヨーク州では、PCR検査で陽性となった人たちの何十倍の人数が感染しているとわかっています。
日本も市中感染が広まっている可能性はきわめて高く、現状を考えると、3密やクラスター封じ込めは、焼け石に水です」(木村もりよ氏、以下同)…
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