【円の支配者】80年代バブルと日本構造改革はセット 日銀が担った役割とは?

円の支配者 リチャード・ヴェルナー
円の支配者 ―誰が日本経済を崩壊させたのか 著・リチャード・ヴェルナー

 

この不況のお陰で、だれもが経済改革を行う必要性を意識するようになってきた。日銀三重野康総裁のことば

 

じつは、80年代後半から90年代にかけて日銀には「日本改造10年計画」というものがありました。
世間では「前川レポート」と呼ばれていた、中曽根康弘元総理の私的諮問機関の報告書を、生抜きの日銀幹部たちはそう呼んでいたのです。
この諮問機関の座長は日銀前川春雄総裁でした。

 

90年代中頃、日本の経済改革の動向を入念に調査していたドイツ人研究員がいました。
彼の名は、リチャード・ヴェルナー。
英国の名門オックスフォード大学大学院で経済学を専攻し、日銀金融研究所と大蔵省財政金融研究所の研究員でした。

そのヴェルナー氏が2001年に書いた本が『円の支配者 --誰が日本経済を崩壊させたのか』です。

この本は、刊行当時に大反響を巻き起こしました。
それまで銀行関係者の一部の者しか知らなかった、日銀の超法規的信用統制と、バブル創出と崩壊、日本の構造改革がセットで行われたことを示唆する内容が含まれていたからです。

勿論、真相については様々な意見があるでしょう。
しかし、この著書の内容を知っているのと知らないのでは、社会を見る目がまったく変わってくると、本を読んだ筆者は思うのです。

80年代バブルと崩壊、金融ビッグバンとはいったい何だったのか?を知りたい方は読んでおきたい一冊です。

 

資料: 日本における窓口指導と「バブル」の形成 リチャード A ヴェルナー

資料: 日本銀行のヒミツ

 

以下の動画は、著書と同名のドキュメンタリー映画です。
YouTubeを設定すれば日本語字幕で見ることができます。

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